やられてなくても、やり返す

その日、人類は思い出した。奴らに支配されていた恐怖を。

訳：2年半ぶりに我が家にGが現れたよ。10月なのに嫌でも警戒レベル上がるよね。

 

 

あぁ、恐ろしい。本当に恐ろしい。

 

何が恐ろしいって、久しぶりに奴が侵入してきたことよりも、奴を発見できた自分が恐ろしい。

 

 

完全な死角で完全に静止したＧの存在をなぜ認識できる？まるで台本があったかのように、最初から知っていたかのように、なぜ自然と体勢を変えてまで奴を捕捉できる？

 

視覚より早く、全身の皮膚で空間を把握し、“あってはならない”違和感を察知する能力。

 

発見が光速過ぎて、戦闘が圧倒的かつ一方的に終わってしまう。 駆逐という選択肢は最初からない。ただ殺すだけ。

 

なんなんだこの特殊能力。できれば目覚めなくて済めば良かったのに。人として進化させる必要ないだろ。どんだけ生命活動追い込まれてきたんだよ、俺。

 

 

がっかりだよ。